とあるキラ対策室。ホシさん
「誰だよ、お前っ!!」
ぢん
「ぢん崎と呼んでください。」そっけなく言って男はソファに飛び乗った。ソファの上で膝を抱えるような窮屈な姿勢で、巨大な金魚鉢を思わせるガラス壺の底に残った角砂糖に手を伸ばす。
こいつは本物なのか?
Lが本名と素顔を決して明かさないことは周知の事実だ。どの難事件でもLとしては決して姿を現したことがない。そう聞いている。しかし目の前のぢん崎と名乗る男は姿を堂々と見せているのはおかしくないか?
ホシ部長は相手がどう答えようが、その言葉を信じざるを得ない立場であった。
だが目の前の男はあまりに『世界一の名探偵』というイメージからかけ離れている。
いや・・・
かけ離れていすぎである。ぢん『どうしました?』
ホシさん『あーすまない。もう一度聞くが、君は『L』なのか?』
ぢん『はい。私も『L』です。』
ぢん崎と名乗る男の答えは、はぐらかすように微妙にずれたものであった。だが、その答えによって、ホシ部長の中ではかえって信憑性が高まった部分があった。
ホシさん『そ、そうか。では依頼の件だが・・・』
ぢん『・・・失礼しました。』
ホシさん
『はっ!?』こいつやっぱりLじゃないのかっ!!
ぢん『別の捜査を並行してやっていたため、忘れてました。
この顔は捜査のための変装です。』
ぢん崎は角砂糖を舐めながらボソリと答えた。
ホシさん
『そ、そうでしたかっ!!ですよねっ!!』ぢん『ワタリ。』
ワタリ『かしこまりました、L。 こちらにどうぞ。』
ワタリの先導のもと、ぢん崎は別の部屋に消えていく。恐らく変装を解きに行ったのであろう。
ホシ部長はホッと胸をなでおろした。
-数十分後。
(ガチャッ)
ぢん『お待たせしました。』
ぢん『Lです。』
ホシさん『顔がすっぱくなっただけで変わってねぇ!!!』 続きはこちら >>